ロータリークラブは今から、105年前、当時のシカゴでは、著しい経済発展の陰で、商業道徳の欠如が目立ち、この風潮に耐えかねた、青年弁護士、ポール・ハリスが友人3人と語らい、仕事上の付き合いが親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨で誕生したのは今さら述べるまでもないことです。それから100年経過し、戦後経済の発展と共に日本のクラブ数は2300余、会員数9万余の大所帯に膨張しましたが、その反面、西川ガバナーの述べられているように、現代社会は人の心の豊かさを見失った人と人との絆の薄い殺伐とした社会になっています。そして、地域のリーダーたるロータリアンが利益を追求する余り仕事上の不祥事で、社会的に失墜する方が残念ながら、見聞きします。
私は、今こそ、ロータリーの原点に立ち返り、人の為に役に立ちたい、その為に奉仕するのだという「ロータリーの心」を求めていきたいと思います。
それが、西川ガバナーの言う「利他の心で行動しよう」というテーマにつながっていくと思います。
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